【久米島美女図鑑 vol.3】『その人がその人らしく、最期まで』井上祐子さん

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島暮らしのおかもってぃ
地域おこし協力隊。東京生まれ東京育ちのシティボーイ。マニアック過ぎて役に立たない久米島情報を発信中!
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論理的思考が重視されていた左脳型の男性社会から、創造的思考が重視される右脳型の女性社会へ!

安倍内閣が『すべての女性が輝く社会づくり』を目指しているように、これからは女性の時代がやってくると言われています。

沖縄久米島にも、バイタリティあふれるパワフルで素敵な女性がたくさん。

そんなわけで、ここKumejimaLifeでも久米島の魅力的な女性を勝手に紹介していきます!

その名も『久米島美女図鑑』

第3回目は久米島病院の看護師、井上祐子さん。

『ザ・美人』です。

でもそれ以上に、気さくな人柄が本当に素敵な人です。

井上祐子さんプロフィール

香川県高松市出身。専門学校卒業後、大阪の病院で7年間務めた後、久米島に移住し早6年。現在は公立久米島病院に勤務。ビーチテニス、三線など幅広く活動中。2015年度は久米島紬観光レディも務めていました。

岡本
ご出身どちらでしたっけ?

祐子さん
香川県高松です。大阪に7年いて、その後、久米島に。専門を卒業するまで香川で20年、就職で大阪に出て、久米島は丸6年。早いね~恐ろしい、笑

岡本
きっかけはなんだったんですか?

祐子さん
ダイビングをしに沖縄に一人旅するようになって、久米島に1回来たときにこっちに好きな人が出来ちゃって・・・
沖縄移住をしたいなんて1ミリも思ってなかった
大阪が好きだったから、大阪に住みたいってずっと思ってたけど・・・

岡本
ぁぁああ~、そういうの良い!笑

祐子さん
恋心で来ました、笑
久米島はいいところだけど、憧れがあってきたわけじゃない。
だから、こんなに久米島がしっくりくるなんて。まあもともと田舎出身だけど。

自分の居場所がいっぱいある島

岡本
何がそんなにしっくりくるんですか?

祐子さん
人はもちろんいいけど、自分の居場所がいっぱいあるっていうのが一番かな。
仕事もそうだし、三線、ビーチテニス、家庭、顔見知りの友達も増えて、安心する居場所がいっぱいあって居心地がよくなった。

岡本
それすごい分かります。僕も引っ越した当初は知り合いも誰もいないし、職場も新しかったので、安心できる場所が島になかったんですけど。
字(あざ)でエイサーとかの活動をしているうちに、そこに徐々に居場所が出来ていって、自分の中に安心感が芽生えた感じ・・・

祐子さん
都会でそんな場所がなかったわけではないんだけど、まあ希薄ではあったかもしれないね。
友達もほぼ仕事の友達だったし。今は仕事以外の友達の方が多いから。

じいちゃんばあちゃんがとにかく大好き

祐子さん
私は仕事が好きなの。入院してくる島のじいちゃんばあちゃんが可愛すぎて・・・
あっ、入院していないじいちゃんばあちゃんも可愛いよ、笑
今はじいちゃんばあちゃんのために働きたいって感じ。

岡本
引っ越してきてからずっとそんな風に思ってるんですか?

祐子さん
最初はやらなきゃいけないから、お金も稼がなきゃいけないから病院で働いてた。
でも島では職場も選びようがないから、自分の目的とやりがいを見つけないと本当に苦しくなるって思って。

大阪で仕事していた時から人間の最期に興味があって。
『島で生まれて、島で育った、本当に島にずっといたじいちゃん、ばあちゃんを穏やかに島で見送る』
そのためになんとかしたいなって。

今は家に帰りたくても帰れない高齢者がいる。まあ病院でも良いんだけど、「せめて最期は安らかに島で」って思う。そのために終末医療の勉強もしているところ。
それが自分の役割だって今思っているから。

岡本
その情熱はどこから来るんですか?

祐子さん
とにかくじいちゃん、ばあちゃんが可愛すぎて、大好きで。笑
入院していないばあちゃんがその辺に座ってたら、「1人暮らしなのかな~、誰か見る人いるのかな~、家で倒れてたら救急車で運ばれるのかな~」っていうところまですごいえ考ちゃう、笑
自立して、家で生活しているんだったら、そのままの人生を全うしてほしい。この人をどうかこの人らしく、家で生活させてあげたいって思う。

人は生きてきたように死ぬ

岡本
看護師は家族の代わりは出来ないと思うんですね。そんな中での祐子さんの役割って何なんですか?

祐子さん
家族が無理せずに患者さんをみれるような支援をすること、悩んだときの相談役。
家族にとっても本人にとっても。
家族には言えないけど、私には言ってくれる、そんな存在になりたいなって。

岡本
具体的にどんなことをするんですか?

祐子さん
今家族がどう思っているか、本人がどう思っているかっていうのを聞かない、聞いていない。
その想いをちゃんと聞く。本人も家族も病院が快適だから最期も病院がいいって言うんだったら、全然いいと思う。

ただ、「家でただ穏やかに過ごしたい」と思っていたとしても、深く聞かなかったら分からない。
でも本人の意思をちゃんとくみ取れれば方向が変わってくる。
もっと言えば入院してからじゃなくて健康な時から「自分は最期どうなりたいか」ってことを、島の人にも考えてもらえたら。

言い方は悪いけど、生きてきたように死ぬ
その人らしく、その人が生きてきたように最後もいくと思うから。
多様な生き方があるように、多様な死に方がある。

岡本
どんな風な最期が理想なんですか?

祐子さん
『その人がその人らしく最期まで生きて、その人が好きだった、大事にしていた人や動物、庭を、最期まで大事に・・・』
気に入ったソファーがあるんだったら、ずっと座ってぼーっとするだけでも、その人にとってはその人らしい癒し。
そういうところを大事に出来るような最期を作りたいなって。

なんかすみません、病院の話ばっかで、笑

岡本
いえ、全然。僕も仕事の話は好きなので、笑
やっていらっしゃることが好きなんだなって。

祐子さん
医療者のエゴになってしまってもダメだなと思っていて、
主体はやっぱ患者さんとご家族、そこに寄り添う、みたいな。

岡本
大阪から引っ越してきて、久米島の病院に勤めるようになって、何か変化はありましたか?

祐子さん
大阪の急性期の病院では、急激な治療をした結果亡くなる人もいて、穏やかな老衰の人があまりいなかった。
久米島には看取り目的での入院の人もいて、穏やかな死を見ることが増えた。

死は苦しいもの、悲しいものっていうイメージがあったけど、こっちでは人生を全うして穏やかに死ねる。
こういう死に方の方がいな~って思えるようになってきたね。
何もしない穏やかな死は、医療を放棄したわけではない。
医療で最後まですることがいつも良いわけではない。
穏やかに死ぬための医療というのを学んだかな。

それが絶対正しいかというと、そうではないとは思いますけどね。

求めないからこそ楽しめる

岡本
島生活はどうですか?

祐子さん
今のところ不服なし!

岡本
祐子さんはどこに行っても楽しめる人のような気がします。

祐子さん
それはたぶん、久米島に求めてなかったからだと思いますね。

「ここに来たら適切な子育てが受けられる!だから私はこっちに来ました!」って来て、現状違ったら不満を感じるけど、私は何も求めずに、彼がいたから来ただけで・・・
で、気が付けば私の好きなことが増えていって・・・
「聞いてたのと違う!」っていうのは何もない。

岡本
それはすごい本質的な気がしますね。
期待が強すぎると、裏切られることもある。

祐子さん
そうですね。求めていればね。

岡本
他の移住者の方にも「住むつもりじゃなかったけど来たらそのまま居ついちゃった」っていう人はけっこういる気がして。
それは、祐子さんが言ったことに集約されるのかなって気がしましたね。

祐子さん
フラッと来たくらいがちょうどいいのかも。

岡本
とりあえず島に来て、生活して、生きていく中で、楽しみ見つけたり、やることを見つけたりとか、そんなチョイスもありだなって思いますね。

僕も立派な大義名分があってきたわけではなく、言い方を悪くすると、若干逃げて来たんですよ。
だからこそ、何も求めてなかったというか、島に対して「こうして欲しい」ってほとんどなかった。
でも生活していくと、この体験、この感情を得るために島に来たんだなっていう瞬間がたくさんあって。そういう感覚あります?

祐子さん
ありますよ!
三線習おうなんて一ミリも思ってなかったけど、同僚に連れていかれたんですよ。
そしたら、師匠がすごいやさしくて、可愛くて。
「また次来てみようかな」ってなり、気が付いたら「みんなで頑張ろう!」みたいな結束が仲間と出来てて、笑

音楽は好きだけど、弦楽器なんて全く興味なかった。
でもやってみたら、みんなが楽しんでくれて、喜んでくれるのがたまらなく嬉しくなって。
聞きに来るおばあちゃんの笑顔がまあ~かわいいこと、笑
「三線習って本当に良かった!こんな楽しいことがあるんだ!」って、思いました。

満たされつつもチャレンジを

岡本
これから島でどんなふうに過ごしたいですか?

祐子さん
3年後どうなってたいかとかって考えると、ずっと今のままでいいなって思うかも。

強いて言うなら・・・ハルサー(農業をする人)同好会に入れてもらって、畑をやり始めるので畑頑張りたいと思います!笑
あともうちょっと海遊びを楽しみたいなって。
はい、畑と海遊びを頑張りたいです!笑
幼稚園の作文みたいだけど、笑

岡本
僕もいろんな欲が無くなっていきましてですね。

祐子さん
分かる!無くなるね~、欲。笑

岡本
もう、本当に・・・大丈夫かな?っていうくらい。
行きたいところも別にないし。

祐子さん
分かる!笑

岡本
3月に海外も行ったんですけど、結局、家で本読んでるのが一番幸せだなって。

祐子さん
気付いちゃった?笑

岡本
はい、気付いちゃったんですよ。笑

食欲も物欲もそこまでないし、今の生活に満たされ過ぎちゃって・・・だからこそ、『3年後とか分からない』ってなるのかなと。

祐子さん
たしかに、満たされてるから「このままでいい」って思うんだろうね。
満たされてなかったら、「どうにかしてやる!」って思ってるかもしれないけど。

岡本
満たされながらも、新しい自分になるために一つ一つチャレンジしていくのは大切かなと思います。
祐子さんの場合、それがハルサー同好会なんだと思います、笑

祐子さん
そうそう、新たな自分を発見できるかもしれない!笑

編集後記

人は生きてきたように死ぬ。

 

この言葉がとても印象的でした。

死は僕らの日常の延長線上にしかない。

だからこそ『良く死ぬために生きること』が重要なんだと思います。

人生の価値は、死の瞬間にしか決まらない。

幻冬舎社長 見城徹

その人の生き方はその人の『死』に表れ、その人の『人生の意義』は死ぬ瞬間にしか分からないといいます。

僕はどんな風に死にたいのかな~、そんなことを考えさせられた時間でした(※病んでいるわけではありません)。

祐子さん、ありがとうございました!

お会いしてみたい方は、ケガをするか、病気になって久米島病院に!笑

 

それでは素敵なKumejimaLifeを♪

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