【久米島美女図鑑 vol.11】『夢中になれる大切な事』伊集雅美さん

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島暮らしのおかもってぃ
地域おこし協力隊。東京生まれ東京育ちのシティボーイ。マニアック過ぎて役に立たない久米島情報を発信中!
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論理的思考が重視されていた左脳型の男性社会から、創造的思考が重視される右脳型の女性社会へ!

安倍内閣が『すべての女性が輝く社会づくり』を目指しているように、これからは女性の時代がやってくると言われています。

沖縄久米島にも、バイタリティあふれるパワフルで素敵な女性がたくさん。

そんな女性たちの過去・現在のストーリーを聞きながら、これからどう生きていくのか、どう島にかかわっていくのか。

そんな物語を紡いで行けたらいいなと思っています。

第11回目は玉城由衣子さんから紹介いただいた伊集雅美さんです。

伊集雅美(いじゅまさみ)さんプロフィール

兵庫県神戸市出身。久米島に訪れたときに現在のご主人と出会い、それから定住。現在島生活13年目。普段は儀間にある自宅兼店舗『グラニー』で洋服のお直しや手芸品の販売等を行っています。

岡本
久米島に越してきたのは?

雅美さん
もうね~13年目になりますね。

岡本
きっかけは?

雅美さん
仕事も辞めて、いろんな別れとか、暗い時期があって、旅行者のブログか何かで沖縄の綺麗な海をたまたま見て、「これは南国に行かなくては!」と。

住んでたマンションも全部引き払って、仕事もやめて、那覇に1年くらいいたんです。
楽しかったですよ。女性限定のシェアハウス、一軒家で。
でもこの間行ったら駐車場になってました、笑

岡本
僕も小学生のころ、通ってた幼稚園が駐車場になってて、子ども心に傷ついた記憶があります、笑
那覇ではどんなことをされてたんですか?

雅美さん
「いろいろ考えるの辞めよう」って。
「温かい雰囲気、南国で楽しい事をひたすらしよう」って。
アルバイトをしながらいろんな人と出会ったり、いっぱい観光もした。

岡本
那覇のあと久米島に?

雅美さん
主要な観光地は行ったし、「次は離島攻めるぞ!」って。

「久米島⇒宮古⇒石垣」って計画はしてたけど、1個目の久米島で私は止まってしまった、笑
旦那と出会ってもうずっといます、笑

一緒に来た友達は「もう飽きた、帰る!」
私は「もうちょっといる!」
そして、友達だけ帰らしたんですよね、笑
3,4ヶ月目くらいだったかな。

それから、いきなり旦那の実家に転がり込んだんですが、それを受け入れてくれた旦那のお父さんとお母さんがすごいなって思って。

どこの誰かも分からないし、しかも旦那が11歳年下なんですよ。
でも「いいさ~お試しで一緒に住んでみたらいいさ~」って。
なんて心が広いんだと。

一番びっくりしたのが、それまでお母さんが管理していた旦那の通帳とハンコを
「はいっ、よろしくね!」って渡されて。
めっちゃかっこいい!って。

旦那よりお母さんに惚れたのかもしれない、笑

昔のワクワクを思い出すこと

岡本
都心での暮らしと比べてこっちでの暮らしはどうですか?

雅美さん
やっぱり、子育てするのは最高
自然がいっぱいあって。
不便もあるけど、一度慣れたら逆に久米島になじんでしまって・・・
実家に里帰りするときに電車の改札に挟まれたことがある。
もう都市部の時間の流れについて行けない・・・笑

岡本
神戸で暮らしていた頃と、心の在り方とか持ちようってどう違います?

雅美さん
向こうにいたときよりも、自分自身おおらかになったかなって。
今でもせっかちな方だけど、もっとせっかちな人になってたと思う。

岡本
今は何をなされてるんですか?

雅美さん
洋服のリフォーム、お直ししたり、子供たちの絵本バックを作ったり、裁縫のお店をしています。
儀間の自宅を店舗にしていて、メインは洋服のお直し、たまにこんな久米島紬とコラボしたり。

お土産にいただいた久米島紬を使ったお守り。おしゃれですね!

岡本
もとから裁縫とかは得意だったんですか?

雅美さん
学生のときは手芸が好きだったんですけど、社会人になってからは忙しさで忘れてて、
スカートの裾がはずれても、ガムテープでOK!みたいな雑な人間だったんですよ。
だから今こんな仕事をしてるなんて、想像も出来ない。

2番目の子供が未熟児だったから身体が小さくて、着せたい洋服はサイズがないから「無いんだったら作るか!」と。

それから「そういえばちっちゃいときもこんな風に作ってたな~」って思い出して。
それがきっかけでまたやり始めた。

友達のお洋服を直したときも
「これ捨てようと思ってたのにまたしばらくはけるね!」って喜んでもらえて、素直に嬉しかった。

自分でも人に喜んでもらえることが出来るなって

好きこそものの・・・

岡本
これからさらにやっていきたいことってあります?

雅美さん
久米島紬ともう少しコラボしたり、子どもの手が離れたら久米島紬を織ってみたいなって。
そうなるとお店を1回閉じないといけないけど。
やっぱり紬が素晴らしくて。
昔から受け継がれた伝統もあるし、たてとよこの糸を本当にちょっとずつ織って出来上がるのもすごい。
蚕から糸を紡ぐところまで全部1人でやりますしね。
まだまだ知らないこともあるから、紬の歴史とか勉強しながら、やってみたいんですけど。

体力的にも・・・出来るかな~?笑

あとは久米島小学校の校区、嘉儀山(かぎやま)手芸クラブっていうのを作りたい。
子供たちと一緒に手芸が出来たらいいな~って思います。

岡本
手芸の面白さって何なんですか?

雅美さん
ランナーズハイってあるじゃないですか、手芸をしているとあんな感じでゾーンに入る感覚になる。
嫌な事とか全く入って来ないから本当に集中できる
それが楽しい。

岡本
スイッチが入るときってありますよね。
手芸でゾーンに入るっていう人は初めて見ましたけど、笑

雅美さん
人のを見てても入りますよ。
Youtubeとかで分からないところを教えてくれる動画があって、素晴らしい手さばきのものを見たらもう「はぁ~~~」って感動する。

岡本
もうあれじゃないですか?
紬を織るために島に来たんじゃないですか?
こんなに好きな人は聞いたことがないです、笑

雅美さん
うん、合ってるような気がするんですよね。
もちろん、一筋縄にはいかないとは思うんですが・・・

岡本
島に来た意味はそれなのかもしれないですね。

雅美さん
かな、笑

旦那と会うためじゃなくて、笑

すべてに歓びを

岡本
昔から好きだったんですよね?

雅美さん
好きだったはずなのに10年以上も忘れちゃってた。
昔はフェルトでキャラクター作ったり、細かい手作業は好きだった。

岡本
小さい頃、好きだったこととかワクワクしたことって忘れてしまいがちになるんですよね。
でも、それを思いだすことってやっぱり大切ですね。

雅美さん
子育てもそうですよね。
子供のときの気持ちを思い出させてくれるきっかけになる

私お菓子作りが苦手なんです。

あるとき、シフォンケーキ焼いてみたら、おっきな空洞が空いて大失敗したんですけど、
子どもたちが、

「みてみてママ!この間テレビでやってた洞窟に似てるよね!」

「あっちから、覗いてみて!」って、笑

失敗したのに楽しんでくれる

何にもない公園に行っても、子どもは遊びを見つける。
大人が行ったら、ハズレだったねって帰るような場所でも。

本当に思い出す、子どものときを。
なんでも面白くするって素敵な事だと思います。

岡本
過去は笑い話に出来たときに、本当に過去になるんだと思います。
だからこそ、失敗を笑いに変えるってすごい重要だなと。

守るべきものは

岡本
神戸に暮らしてた頃ってどんなことが辛かったんですか?

雅美さん
たぶん、考えても答えが出ないようなことをループしてたんじゃないかな。
さっきみたいに視点を変えて楽しくするとかっていうのを忘れてた。

岡本
ちなみにどんな生活を送ってたんですか?

雅美さん
不動産屋で働いていて始業が遅かったから、朝5時6時まで飲んで、3,4時間寝て、また働いて晩御飯食べに行って・・・そんな感じ、笑

「何のために、何をしてるんだろう?」って、
時間を無駄に使っている感じがした。

賃貸マンションの管理部門にいたので、家賃滞納した人の取り立てに行ったり、夜逃げした人の残ってたものを整理したり、そういうのが本当にきつくなった。
で、沖縄に。

本当にこのままやったらあかんって思って。
ちょっと気分転換にと、マンションも引き払って、気が済むまで沖縄で遊びました。

岡本
今振り返ってみると、その時期で何を得たと思いますか?

雅美さん
無駄な時間だったって言いつつ、「突き詰めて自分のことを考える」ということを学生時代のときにやっとくべきだったのかなって。
その時期だったのかな。これも含めて、今があると思う。

岡本
これからどんな島になっていくと思いますか?

雅美さん
ドラックストアが出来たときに子供たちが「久米島にこれ以上は出来てほしくない」って。

びっくりしました。
「たしかに」って。

自分が来たときからも変わってるから、あまり変わらないでほしいです。

いつまでも田舎で、自然がいっぱい。
海も旦那が子供のころと比べると透明度も違うみたい。
綺麗な海は守りたいですよね。

岡本
雅美さんの場合は紬の伝統も守ると。

雅美さん
まだ断言はできないですけど、笑

編集後記

子どものころに好きだったことはなんですか?

 

今の生活に、何か生きにくさを感じていたりするのであれば、当時の記憶を思い出すのはいいヒントになるかもしれません。

僕自身、昔から文章を書くことは好きだったんですよね。

人がちょっと笑ってしまうような滑稽な文章を書くことが。

このブログを続けていられるのも、書くことが好きだからにほかなりません。

 

これからの時代、「好きなことしか仕事にならない」といっている人もいます。

単純作業はAI(人工知能)に取って変わられる恐れもありますし、

同じことをやったときに、嫌々やっている人は好きで夢中でやっている人には絶対勝てませんからね。

 

僕自身、まだそう生きれていないので、100%は賛成し切れない考え方なのですが・・・

そんな風に生きられるように、自分が好きな事、得意なことを大切にしようと改めて思いました。

雅美さん、ありがとうございました!

 

それでは素敵なKumejimaLifeを♪

(写真:麓大地)

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