マーク・ザッカーバーグ氏の卒業講演から久米島を想う

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島暮らしのおかもってぃ
地域おこし協力隊。東京生まれ東京育ちのシティボーイ。マニアック過ぎて役に立たない久米島情報を発信中!
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こんにちは!

島暮らしのおかもってぃです。

 

先日、2017年5月25日に世界No.1の大学、ハーバード大学で卒業式が開かれました。

今回、その卒業式で講演を行ったのは全世界で17億人が利用するSNS、Facebookの創始者、マークザッカーバーグ氏

出典:NetGeek http://netgeek.biz/archives/57236

その講演にものすごい感動しまして、文章を書きたくなりました。

テーマは『マークザッカーバーグ氏の卒業講演から久米島を想う』

若輩者の意見に過ぎないので、温かく見守ってくださると幸いです。

 

まずはザッカーバーグ氏の卒業講演の内容を読んでいただきたいです。

以下は経営コンサルタント・経営思想家の倉本圭造さんのブログに載っていた卒業講演の日本語訳を抜粋して要約したもの。

もともと1万字以上あるものを、2000字以内に短くしたので、ニュアンスを伝えきれていないところがあります。

時間がある方はぜひ全文を読んでみてください。

英語が分からなくても、ザッカーバーグ氏のエネルギーが伝わってくるので、動画もおすすめです!

スピーチ要約

誰もが目的感を持てる世界を創り出すこと

今日、僕は「目的」について話します。しかし「あなたの人生の目的を見つけなさい的なよくある卒業式スピーチ」をしたいわけではありません。そうじゃなくて、今日僕が話したいことは、「自分の人生の目標を見つけるだけでは不十分だ」という話をします。

僕らの世代にとっての課題は、「”誰もが”目的感を人生の中で持てる世界を創り出すこと」なのです。

ジョン・F・ケネディがNASA宇宙センターを訪れた時のエピソードで僕の大好きなものがあります。ホウキを持ってる門番にケネディが何をしてるのかと訪ねたら彼はこう答えました。「大統領、私は人類を月に送る手伝いをしているのです」

「目的」というのは、僕ら一人ひとりが、小さな自分以上の何かの一部だと感じられる感覚のことです。自分が必要とされ、そしてより良い未来のために日々頑張っていると感じられる感覚のことなのです。「目的」こそが本当の幸福感をつくるものなのです。

しかし、自分の人生の目標をそこで見つけるだけでは十分ではありません。あなたは、誰か他の人にもその「人生の目標」が持てるようにしてあげなくてはいけない。

今日、僕は世界に「目的感」を持ってもらうための方法についてお話します。

”平等性”を再定義して誰もがその目的に参加する自由を持てるようにすること

今日、僕らの社会はどんな人にとっても問題であるほどの富の格差問題を抱えています。

もし”ある人”がそのアイデアを実行に移す自由がなかったら、それは”僕ら全員にとっての”損失です。

今の僕らの社会は、あらゆる人が十分にチャレンジできる余地を与えることはできていません。

すべての世代が、「平等」という言葉の定義を押し広げてきました。今、僕らの世代が僕らの世代の新しい社会契約を結ぶべき時なのです。

僕らは誰しも、誰かに手を差し伸べる時間を作れます

すべての人に、自分の目的を追える自由を与えましょう。

それはそうすることが正しいことだからというだけではありません。

そうすることで、より多くの人がそれぞれの目的を追求できたら、僕らの社会全体がよくなるから、そのためにやるのです。

コミュニティを作ることでみんなに「目的感」を与えることができる

人類の歴史は、小さい集団からより大きな集団へ、部族から都市へ、そして国へ・・・と多くの人間が寄り集まり、協力しあうことで今までできなかったことを可能にしてきた物語であることを、僕たちは知っています。

しかし、僕らは不安定な時代に生きています。

もし、自分が暮らしているホームグラウンドで自分たちが良く生きられていると感じていない時、世界のどこか他の場所の人たちのことまで考えるのは難しいです。

もし、多くの人間が自分自身の人生に目的と安定を感じて生きられているとしたら、その時人類は「他の地域の人たちの問題」についてケアしあうことも可能になるのです。

だからこそ最善の対処法は、今ここで、ローカルなコミュニティを立て直すことなのです。

人間は人生の意味をコミュニティから得ています

それらは自分がより大きな何かの一員であることを、そして一人じゃないってことを教えてくれます。

それによって僕らは自分の可能性を押し広げる強さを得ることができる。

変化はローカルに始まります

グローバルな変化も最初は小さく始まる。

僕らの最大の課題が実現できるかどうかは、全てこのことにかかっているんです・・・あなたがコミュニティを創り出し、そしてありとあらゆる人が、自分の人生に目的感を感じられる世界を創り出すことができるかどうかにね。

2017年クラスの皆さん、おめでとうございます!グッドラック!

マーク・ザッカーバーグ

マーク・ザッカーバーグ氏の卒業講演から久米島を想う

ローカルなコミュニティを再生することで、他者や世界に貢献しようとするマインド、つまり、自分より大きな何かの一部である感覚、目的感、が生まれる。

そして、自分だけでなく、他者も目的感を持てる社会を目指そう。

大約するとこんなメッセージになると思います。

最初読んだときに震えました。

 

僕は今まで、自分の人生の目的を追求することしか考えていなかったんです

でもそうではないと。

「”誰もが”目的感を人生の中で持てる世界を創り出すこと」を目指せと。

彼は言いました。

 

スケールが違った。

そんな自分のちっぽけさを知りました。

ですがそれと同時に、島の財産に気付いたんですね。

ローカルなつながりが残る島

ザッカーバーグ氏は『ローカルなコミュニティを立て直すこと』と言いました。

自分がどこかのコミュニティに所属している感覚がないと、人はより大きなコミュニティに貢献しようと思えなくなるからです。

でも、

島にあるじゃんって。

 

その一つが、字(あざ)というコミュニティです。

 

久米島の各“字”では今でも青年会や青人会、敬老会など様々なコミュニティが存在し、ともに活動をしています。

 

島に引っ越してきた当初の2年前、僕は人生に生き急いでました(←詳しくはいずれ書くので今は突っ込まないでください、笑)。

自分の人生で何かを成し遂げなければならないと焦ってたんです。

『自分がしたいことは何か』を必死で追及していました。

でも、字というコミュニティの中で活動しているうちに、自分の居場所を感じることが出来たんですね。

そこで安心感を感じられるようになってから、次第に、自己から他者へ関心が移っていったように思います。

『何をもって人に貢献できるだろう?』そんなことが自然に考えられるようになっていました。

ローカルなコミュニティでの所属感を持つことで、他者への貢献を考えられるようになる、というのは真実だなと思います。

 

『嫌われる勇気』で有名になった心理学者、アルフレッド・アドラーは、コミュニティに居場所感を感じられることを共同体感覚と言いました。

そして、この共同体感覚が満たされたときに、人間は幸せを感じると言います。

ご近所付き合いがなくなった都市部では、この共同体感覚を得ることが難しくなっています。

職場やその他の場所に共同体感覚を求めなければなりません。

 

島の地域に残る、ローカルなコミュニティには、この共同体感覚が残っています

自分も得ることが出来たように。

 

ですが、近年、島のコミュニティも徐々に薄くなっているそうです。

ご近所付き合いは昔より減ってしまいました。

 

でも、島の価値を認識し、そこに誇りを持てるようになれば、きっとまたコミュニティは強くなると思います。

こんなことを移住したばっかのお前が言うなというのはごもっともですが・・・

でも僕は、島の地域に、何気ない日常に本当の価値があると信じています。

だから、守っていかないといけないものなんです。

『島のために』大きなものの一部である感覚

『島』という地理的に隔絶された環境では、マークザッカーバーグ氏の言う『目的感』つまり、何か大きなものの一部であるという感覚が得やすいのではないでしょうか。

僕の実家は東京都多摩市。

地元に愛着はあるけれど、地域に対して貢献したいと思ったことはありません。

“街のために頑張る”、そう思うことは多分一生無いと思います。

冷たいな~と思う人もいるかもしれませんが、僕の同級生に聞いても、9割以上はそう答えると思います。

 

でも、島で積極的に活動している人の多くは、『久米島のため』と言って活動をしていますし、恐れ多くも僕もそんなことを考えられたりします。

中学生、高校生ですら、『島のために何かしたい』って言います。

それってよく考えたらすごい事なんですよね。

 

何でこんなに違うんだろうということを考えてみると、

  1. 人ひとりの影響度の違い
  2. 住んでいる人の顔が分かること

この2つが大きいのかなと。

多摩市の人口は10万人。

人口規模が大きすぎて、自分一人が何かをやったところで、大した影響はないんじゃないかと思ってしまいます。

でも、人口がそれほど多くない島だからこそ、自分が何か頑張ったら、島に良い影響が出るんじゃないかって思いやすいんです。

 

また地元では、周囲に住んでいる人の顔もあまり分からないから、その人たちの役に立とうという感覚にはなりにくいんですよね。

でも島は、1年も住んでいれば、かなり顔見知りが増えてきます。

ここで生まれ、育った人ならなおさらです。

顔が見えるからこそ、「この人たちのために何とかしたい」

そんな風に想えるんだと思います。

 

島で暮らしていると『久米島のために』と思いやすいんです。

島は、何か大きなものの一部であるという感覚を持ちやすいところなんです。

この感覚が幸福につながるとマークザッカーバーグ氏は言います。

そして、その感覚が僕らに強さをもたらしてくれるんです。

自分がより大きな何かの一員であることを、そして一人じゃないってことを教えてくれます。

それによって僕らは自分の可能性を押し広げる強さを得ることができる。(卒業講演より)

この島にはそんな強さを持っている人がたくさんいます。

それはきっと、島に生きているからこそ、持ち得るものなんだと思います。

誰もが目的感を持てる島を目指して

現在、ここ久米島では官民共同のプロジェクト、『ドリー部チャレンジ』なるものが試みられています。

ドリー部チャレンジというのは、島に関わる諸課題を、部活のようにみんなで楽しみながら、官も民も一緒になって解決していこうという取り組みです。

  • 島でカップルを増やすことを目指す『結の会』
  • 島の子育てを応援する『くがに子育て』
  • 住民目線での情報発信力を高めるための『ブロガーの会』

など、様々な部活動があります。

その先にあるのはザッカーバーグ氏が言った『目的感』を住民みんなが感じられる島だと思うんです。

どんなに良いコミュニティでも、そのコミュニティに貢献できている感覚がなければ、人間はそこに居場所を感じられません。

どんなに良い島になっても、その共同体に自分が関われなければ、暮らしていても幸せにはなれないと思うんです。

 

1人1人が島の構成員であるという感覚、居場所を感じられる島を目指して。

自分以外の他者も、久米島というコミュニティに対して『目的感』を持てるように、そんな取り組みが既に始まっています。

『島のために』から『世界のために』への挑戦

グローカル人材と言う言葉があります。

これは、グローバル人材とローカルを掛け合わせた造語で、以下のような意味です。

国際社会で通用する能力やグローバルな視点、経験をもって、地域社会・地域経済(ローカル)の活性化および持続的発展に貢献する人材。(日本の人事部より

要するに、グローバルな視点を持って、地域に貢献する人材のこと。

文部科学省と日本学生支援機構はこのグローカル人材を育成するために、海外留学支援制度を設けています。

それくらい今の時代に必要とされているのがこのグローカル人材です。

 

でも、たぶん定義が逆なんじゃないかと。

これからの時代に求められるのは、ローカルな視点を持って、世界に貢献する人材だと思うんです。

カウンセリング界の巨匠、カール・ロジャーズは言いました。

最も個人的なことは、最も普遍的である。

最もローカルなことは、最もグローバルなことなんだと思います

ローカルの問題、課題を深く深く追求した結果得た知見は、海外の諸問題を解決することに役に立つはずです。

 

久米島を含め、日本の離島中山間地域には、人材流出、超少子高齢化など課題が山積してます。

それらの諸課題を、グローバルな視点を持って解決するのは確かに必要なことです。

でもその課題を解決した先に、『世界への貢献』を見据えることが、これからの時代には求められる気がしています。

 

人間のコミュニティは、時代とともに拡大していきます。

戦国時代の武将は自分たちの“藩”の繁栄を考えました。

明治維新の志士たちは自分たちの“国”の繁栄を考えました。

そして今、多くの人が自分たちの“世界”の繁栄について考えるようになっています。

ますます多くの人が「世界市民」という感覚を持つようになってきています。

Brexit(ブレキジット)やドナルド・トランプの保護政策など、一時その流れと逆行する動きもありましたが、もはやその流れは止められないと思います。

ローカルから変化を起こし、グローバルに改革をもたらす、そんな動きが主流になっていくのではないでしょうか。

 

そして、ここ久米島でも、島の発展の先の世界を見ている人がいます。

そんな人はよく『久米島モデル』という言い方をします。

海洋深層水の温度差発電を利用し、エネルギーの完全自給を目指した取り組みもそう。

官民共同で取り組んでいる『久米島ドリー部チャレンジ』そう。

 

この『どローカル』で行われている取り組みを成功させて『久米島モデル』を作ること。

そしてそれをグローバルに輸出することを考えている人たちがいます。

 

ローカルなコミュニティを保ちながら島への貢献を考え、住民が目的感を持てるような島を目指すこと。

そして、より大きなコミュニティ、世界への貢献を考えること。

そんなことがここ久米島で起こり始めているのではないかと、

これってマーク・ザッカーバーグ氏の講演通りなんじゃないかと、そんなことを思いました。

 

もちろん、きれいごとだけではなく、諸課題もたくさんあるのは事実だと思います。

記事にしている分、やや美化されている面があるのも認めます。

 

でも、ローカルな島、地域ってやっぱり面白い!

『島』を卑下する人もいるけれど、島だからこそ残っているものがあって、島だからこそ目指せる世界があるんだと思います。

そんなことを感じました。

まとめ

以上、『マークザッカーバーグ氏の卒業講演から久米島を想う』でした。

島に越して来たばかりの若造が少々生意気なこと、知った風なことを言っていると思います。

でも、無性に書きたくなって書いてしまいました。

誰かの何かに、響けばいいなと思っています。

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

それでは素敵なKumejimaLifeを♪

4 件のコメント

  • 初めまして。町田市鶴川出身、永山高校4期生の福岡克己と申します。島に来て7年目です。たった2年の間に凄い勢いですねー。感心しています。自分もやろうと思っている事があり是非相談させていただきたいです。

    • 福岡克己様>
      初めまして、ご連絡ありがとうございます。
      永山高校なんですね!
      僕の最寄り駅は京王永山なんです。
      今度ご近所トークしましょう^ ^

      お、いいですね!
      お力になれるかは分かりませんが、いつでも!

  • 感銘しました。
    何でもそうだと思いますが、『◯◯に△△して良かった。』『◯◯に関われて良かった』と自然に思える事が、『◯◯の為にベストを尽くそう。それが◯◯だけでなく、自分の為でもある』に繋がるのかなと思いました。

    ◯◯には、島であったり、地域であったり、会社であったり、友人であったり、家族であるのかもしれませんね?

    お互いを認め合う距離感が、島にいると程よく心地よいですね。

    • コータローさん>ありがとうございます。その通りだと思います。だからこそ、まずは『与える』ということが大切なのかもしれません。

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