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15世紀ごろ久米島を実行支配した按司たち。
中でも島の英雄として祀られているのが
笠末若按司(がさしわかちゃら)。
島内の中高生が出演する現代版組踊(ミュージカルみたいなもの)の主人公としても登場します。
その人柄や容姿から(けごろこうなイケメンだったらしい)島民の信望を集めたと言います。
しかし、実の父親に追いやられ、悲劇の死を遂げたヒーローです。
今回はそんな英雄をルーツを辿るツアーを紹介します。
①粟国屋敷、がさし若ちゃらの生まれた家(字山里)

がさし若ちゃらの母、真牛(もうし)は粟国島出身。
元々は伊敷索城に仕えていましたが、伊敷索按司との間に愛が芽生え、1人の男子を授かることになります。
それががさし若ちゃらです。
この粟国屋敷は真牛ががさし若ちゃらを出産したと言われている場所です。
なぜ、真牛が城に住んでいないかというと伊敷索按司の正妻に疎まれたからだと言われています。
※現在は人が住んでいます。あんまり覗かないように!
②イービというソテツ(字山里)

ただのソテツじゃん!
と思いきや、実は母、真牛が若ちゃらを出産した際にそのへその緒を埋めたと言われている場所。
③チナバク(字西銘)

英雄の趣味は釣り!
今の中高校生ともあまり変わらないですね。
その庶民性がみんなに愛された理由なのかもしれません。
字西銘にあるこのチナバクに若ちゃらが釣り道具を保存していたと言われています。
④登武那覇城(とんなはぐすく)

がさし若ちゃらが治めたお城。
敵の襲来を防ぐために、一般的に城は丘の頂上に立てられます。
しかし、この城は頂上から100mほど離れた場所に存在します。
理由はまだよく分かっていないそうです。
そのせいで、長年発見されていませんでした。
ようやく見つかったのはつい2年前。
そのため、他の城と違って歩道等が一切整備されていません。
言ってみたい方は場所を知っているガイドさんをつけることをお勧めします。
⑤涙石

正妻の怒りを買った若ちゃらの母、真牛は出身の粟国に返されてしまいます。
それを悲しんだ若ちゃらはこの岩の上で涙しながら
母のいる粟国島を眺めていたと言います。

若ちゃらの涙は穴に留まり、乾くことがなかったと言います。
まあ科学的に考えてそんなことありえないですが。
島の英雄が立っていた場所。
そう考えると趣深いですね。
実際に行きたい人は?
1人で場所を調べていくのは不可能だと思います。
グーグルマップにも載っていない場所もあるので。
場所を知っている地元の方に連れて行ってもらうのが最善です。
もしおかもってぃにガイドして欲しい方がいたら、
岡本レンタルまで。
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