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こんにちは!
島暮らしのおかもってぃです。
久米島が誇るビーチ、東洋一とも呼び声の高い『ハテの浜』
白い砂だけで作られたその美しい島は、観光客の多くが訪れる島一番の名所です。

出典:久米島町観光協会
久米島に来たのであれば、絶対に一度は訪れてほしい場所。
島内の景勝地からもその美しさを見ることが出来ます。

久米島登武那覇園地から望むハテの浜
ハテの浜へ行くには、港から船で20~30分。
そう思うとけっこう距離があるような気もするのですが、ハテの浜に最も近い島、オーハ島からだと案外近く見えるんですよね。
オーハ島までは歩いて行けますし(参照:オーハ島までの行き方)

そして何を間違えたのか、ある日ふと思ってしまったんですよね。
これ泳いで行けんじゃね?と。
ハテの浜まで泳いで行けたらすごいんじゃね!と。
精神年齢8歳の僕は止まらなくなってしまったわけなんですね。
そしてこの度、この試みをついに実行に移してきました!
題して
ハテの浜チャレンジ!
果たしてハテの浜まで泳いで行くことは出来るのでしょうか???
小学校1年生のときから、地元のスイミングスクール『ピープル(現コナミ)』に通う。
そこで天賦の才能を発揮。
めきめきと実力を伸ばし、数々の大会で賞を総なめ。
『水泳の神童』『10年に一人の逸材』などと呼ばれ将来を期待されていたわけもないただの平凡な選手。
小学校6年でスイミングスクールは卒業。
高校の水泳の授業で、同じコース内ですれ違ったクラスメートの強烈なキック、その親指が僕の左足中指にクリティカルヒットし、プール内で足の指を骨折したという伝説を持つ。
上陸作戦
先述したようにハテの浜に一番近い陸地は奥武島の先のオーハ島。
干潮時にはオーハ島まで歩いて行けるので、そこまで回り込んでそこからハテの浜を目指します。

こちらはGoogleマップよりお借りした航空写真です。

右手に見えるのがハテの浜
左手に見えるのが奥武島の先にあるオーハ島です。
ハテの浜は実は、一番奥の砂地を指します。
その前にある砂地を『中の浜』と言い、実は奥のハテの浜ではなく途中の『中の浜』に行っているツアーがほとんどです。
僕も理想を言ったらハテの浜まで本当に泳いで行きたいんですけど、さすがにそれは無理だと。

じゃあ中の浜まで?
いやいやいや、これもけっこう距離ありますよ!

ゆうても僕、東京生まれ東京育ちのシティボーイですからね。
それもきつい。
なので、ハテの浜『群島』には分類されるであろう、
この左端の陸めがけて、オーハ島の先から泳いで行ってみたいと思います。

ここまでが一番近いはず!

「なんかセコくね?」っていう異議は認めません!
近いと言ってもマップ上で距離を測ると、400~600m位。
加えて潮の流れもありますからね。
基本的に陸上を活動拠点にしている僕には十分厳しいハードルです。
これで、作戦はばっちりです!
ハテの浜チャレンジ
たださすがに一人でやるのは命の危険が・・・
というわけで協力してくれる方を探しました!
こんなアホな試みに付き合ってくださったのは、久米島でネイチャーガイドをしているあおしょうびんの池田春樹さん


なあ、ホンマにやるん?
風もあるし、きついと思うで。

大丈夫です!
いざとなったときのための池田さんですから!!!

まあ、ええけどな・・・
とりあえず行ってみよか。

まずは奥武島からオーハ島へ。
泳げないくらい浅いため、歩いても渡れるのですが、スタート地点までは一旦こいつで移動したいと思います。

カヤックです!
カヤックでギリギリ漕いでいける深さなので、まずはこいつに乗ってオーハ島までゆっくり向かいます。

その後、オーハ島を右手に見ながらスタート地点の浜まで漕いで行きます。

前方にハテの浜も見えてきました!

水平線上に見える白い部分がハテの浜
このままカヤックでまっすぐ行けばたどり着けるのですが、一旦スタート地点の砂浜まで回っていきたいと思います。

ここから泳いで行きたいと思います!
目指すははるか先!

・・・
・・・
これ本当にたどり着けるんだろうか?
いやしかし・・・
ここまで来たからにはやるしかない・・・
行ったります!!!

ていっ!!!!

ザブーン!!!???
・・・
浅すぎて泳げない・・・
そう、今日は大潮でしかも現在干潮時刻付近。
泳げるようになるところまでは歩いて行かないと行けないんです。
ビーチからかっこよくスタートしたかったんですけどね・・・

何しとるん???
とりあえず、はよ行こーや。

あ、はい、すみません・・・

行けるところまでは歩いていきましょう。
さて、もうそろそろいい感じ!

ビーチから50mくらい歩いて来ましたかね。
いざスタートを切ろう!
と思ったんですが・・・

なんとこのタイミングでゴーグルのゴムの留め具が壊れていくことに気付く。
何で今なんだ・・・
というか出発前にチェックしとくべきポイントだろうに・・・
とりあえずゴムを結んで応急処置。
もうなるようになるでしょう。
それでは、気を取り直してハテの浜チャレンジ!
始めていきたいと思います!!!

威勢よくクロールでスタート!
おかもってぃ、今こそ男を見せるときだ!!!
・・・
いやっ・・・
これは・・・
思ったよりもきつい。
まだ1,2分しか泳いでないのに、もう腕が上がらない・・・
これが所詮デスクワーカーの限界なのでしょうか?
威勢よくスタートしたものの、もうきつい・・・
アホ以外の何物でもない試みを実行したことを早くも後悔し始めていました。
これは早くもカヤックに救助される羽目になってしまうかもしれない。
あ・・・そうだ。

ふう~~~

いや、立てんのかい!!!
そう、この日の潮位のおかげで、深くて足がつかないようなところはあまりありません。

途中で見つけたヒトデ。
生き物とも戯れながら進んでいきます。
そんなこんなで途中途中休みながら・・・

クロールはもう疲れたので平泳ぎで進んでいきます。
潮の流れが強いところはいくら泳いでも進まないこともあったのですが、着実に着実に、ハテの浜へ近づいていきます。

もうすぐそこ!
テンションが上がって来たのでバタフライをかましてみます。

・・・
やばい。
めっちゃ疲れた・・・
やるんじゃなかった・・・
そんなアホなこともしつつ進んでいきます。
そして・・・



ついに上陸です!!!
ハテの浜チャレンジ成功です!!!
いや~長かった・・・
疲れ果て倒れる私・・・



・・・

お~い・・・
そんな疲れてへんやろ。
ゆうても、30分も泳いでないで。

あっ!はい。
すみません・・・
・・・
そうなんです。
汗と涙と男気の感動ストーリーになるかと思いきや、案外すぐについてしまったです。

ハテの浜から見るとけっこう近いオーハ島の浜辺。
まあ何にしても・・・

ハテの浜まで泳いで行けました!!!
やった~~~!!!

お~そんなに元気だったら帰りも泳いで行けそうやん。
じゃ!!!

いや!!!
ちょっと待って!!!!!!
それは無理!!!

・・・

というわけで帰りはカヤックに乗せてもらい帰りました!
検証結果
はい、というわけで『ハテの浜チャレンジ~ハテの浜まで泳いで行けるのか?』
無事達成!
ハテの浜まで泳いで行くことは可能!ということが分かりました。
ただ、潮の満ち引きが激しいときには、離岸流というかなり速い流れが発生するらしいです。
綺麗で穏やかに見えても、ものすごい速度の海流が生じている可能性があります。
久米島でも過去に何人もの人が流され、時に行方不明になってしまったとのこと。
また、この付近はハテの浜まで行く船の往来も激しいため、衝突の危険もあります。
くれぐれも一人では行かないようにしてください。
どうしてもチャレンジしてみたいという、自分のようにアホな方は、あおしょうびんの池田春樹さんに相談してみてください!
それでは素敵なKumejimaLifeを♪
こんな馬鹿げたことに夢中になる人、最高です!
私もやってみたい!
浅野様、ありがとうございます!
こういうことが大好きなんです、笑
島に来た際はぜひ!!!
これはなかなかおもしろかったです。
そして、カヤックに乗れるのがうらやましい。
ドーバー海峡よりは大分近いのでしょうか。
ありがとう、笑
カヤックは島で申し込めば乗れますよ~。
距離はドーバー海峡の100分の1にも満たないですね。
だいぶ近いですwww