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論理的思考が重視されていた左脳型の男性社会から、創造的思考が重視される右脳型の女性社会へ!
安倍内閣が『すべての女性が輝く社会づくり』を目指しているように、これからは女性の時代がやってくると言われています。
沖縄久米島にも、バイタリティあふれるパワフルで素敵な女性がたくさん。
そんな女性たちの過去・現在のストーリーを聞きながら、これからどう生きていくのか、どう島にかかわっていくのか。
そんな物語を紡いで行けたらいいなと思っています。
第17回は、松原ゆうこさんにご紹介いただいた上村千晴さんです。
上村千晴(うえむらちはる)さんプロフィール

※ロミロミ・・・ハワイに古くから伝わる癒しの技術
僕、千晴さんといっしょなんですよ。
2015年の4月に来て3年目。
4月!?
まったく一緒じゃないですか?
生活習慣とかスタイルは似ている気がするんですけどね。
今まで会わなかったですね。
千晴さんはどういうきっかけで久米島に?
もともと京都で7年くらい過ごしてたんですけど。
最初の頃に化粧品の販売員をやっていて。
当時の店長おすすめの占い師のところに連れてってもらう機会があり、
そこで、「人を綺麗にするのは向いてるけど、もうちょっと人に触ったりとか、癒したりっていうのがあってるわよ」って言われて。
しっくり来たんですよ、その場で。
「そっちか!」って
その言葉がずっと離れなくて。
言われてすぐにマッサージの学校を探して、「ロミロミ」というのがあることを初めて知っ.た。
ちょうどそのときハワイにハマっていたから、何なのかは全然わからなかったけど、ロミロミのスクールにした。
その後、京都のハワイアンカフェの1室をお借りして5年くらいロミロミのセラピストとしてやっていたんですけど、そこが火事になってしまったんですよ。
火事ですか!?
そこでやらせてもらう予定だったんですが出来なくなっちゃって。
京都はすごい気に入ってたから、その後も住むつもりだったんだけど、「これからどこでやろうかな?」って。

その後、広島に行かれたんですよね?
詳しいですね、笑
ブログで読んだんですよ、笑
そう・・・広島でサロンをやらないかって話を頂き、京都を離れるんだったら、1回地元に戻ろうって。
その話を進めていたんですけれども、2015年の2月に、そのサロンが急遽借りれなくなってしまって。
「やめて!」って感じですよね、笑
「このタイミングで!?仕事も全部やめて来たんだよ!」って。
2月の冬の寒い時期に、職も失い・・・笑
絵が浮かびますね、笑

どん底まで突き落とされて、本当にどうしよう?と。
実家に帰ってたので家はあったんですが、実家を出て10年以上経ってたので落ち着かなくて。
毎日プチ鬱みたいになりながら、家の中でずっと仕事探し。
実は京都にいたときから海の近くに住みたいなって思ってて。
日本の中でいったら沖縄かなと思い「沖縄 セラピスト」で検索をかけたんですよ。
そしたら、ロミロミセラピストの募集を見つけて。
すぐ、電話しました。
そしたら「久米島っていう島でロミロミセラピスト募集してるんですよ」って言われて。
「・・・どこですか?」ってなって、笑
あくまで「沖縄」で検索したんですもんね、笑
そう、離島に行くつもりは全然なかったので、笑
どこかも分かんないけど、とりあえず面接にと言われて、2月の終わりくらいにすぐ久米島に。
そしたらその場で受かっちゃって、私さえ良ければぜひって言ってくださって。
でも実際に島を見たことで不安が増大した、というか・・・笑
というと?笑
来たときに島1周に連れて行ってもらったんですよ。
そしたら本当に何もないって、笑
これ住めるのかなって?
引っ越しとかどうやってやるんだろうって?
不安がいっぱい出てきちゃって。
でもその話を蹴ってまで、次にやりたいことはなかった。
あったのは「海の近くでロミロミセラピストをやりたい」っていうくらい。
だから、どうなるか分かんないけど、1回やってみようと思って。
3月末には引っ越してきた。

久米島が恋しくて
僕も、ある種、逃げて来たではないですけど、他に選択肢がどうしようもなくてここにたどり着いたっていうのはあるんですよ。
久米島行の話を聞いたのが、2015年の1月末、からの3月に移住。
ほとんど同じ動きしてますね!笑
すごい決断してますよね?
いやいや、お互いさまですよ、笑
でも過ごしていて、この期間が自分には必要だったって思うことはたくさんあるんですよ。
千晴さんはどうですか?島で過ごして。
私も良かったと思う。
実は途中で1回島を出たんですよ。
最初の仕事は結局9ヶ月しかやらなかったんです。
楽しくやらせていただいていたんですけど、何か行き詰まりを感じて、もうちょっと勉強したいって。
1回東京に行ったんですよね。
へえ~!そうだったんですね。
そこで、島がすごい好きだったんだなっていうことに改めて気付いた。
東京で畳石とかイーフビーチの写真を毎晩のように眺めてて。
すごい恋しくて、あたしこんなに島が好きだったんだって。
東京の人ごみとか満員電車を経験して、「私は住めない」と思った。
だんだん精神も病んできて。

「自然の近くに戻りたい!」って思ったから、仕事も決めてなかったですけど、久米島に戻ってきてしまったんですよ。
知り合いにお世話になりながら、ずっと仕事をさがしていた。
そしたら、サロンの立ち上げの話をいただいたので、「とりあえずやります!」って。
すごいタイミングですね。
また帰ってセラピスト出来るとも思ってなかったし、サロンをオープンすることになるなんて1ミリも思ってなかったので、自分が一番びっくり。
怒涛の1年でした、笑
ブログを拝見した中では、ロミロミセラピストとして活動を始めてからは、わりと順風満帆に見えたので、ちょっと意外でしたね。
そうなんですよ。
京都のときも、まさかの火事ですべてが0になり・・・
いろいろリセット食らいますね、笑
そろそろいいかなって思ってるんですけどね、笑

変な質問なんですが千晴さんは何をする人だと思いますか?
え~なんだろう?
難しい質問をしてきますね、笑
はい、笑
私は、手で癒す人。
あんまりしゃべるのは得意じゃないから、手でいろいろ感じ取ってもらいたい。
そういう想いがあって。
これからも手を使って、人を癒す。
マッサージをすることで、フラットな状態に戻ってもらって本来の自分をその場で感じてもらうってことをやっていきたいなって思います。
僕も身体を酷使してるからな~。
肩と腰はいつでもセラピストを急募しているので、笑

セラピストとして世界中を旅したい
2014年のブログの記事に「世界を少しでもよくするために伝えたい想いを発信する」って書いてあったんですけど、あれってどういう意味だったんですか?
そんなこと書いてありました?
ありましたよ、笑
びっくりした、その話出るとは思ってなかった、笑
それを書いたときの想いは、『私一人の力で世界を変えるとか出来ないけど、日々、私が全力でマッサージをさせていただくことで、その人が笑顔になって、元気になる。それで家族にやさしく出来たりしたら、そういうことがちょっとずつ広がっていくんじゃないかな』っていう。
私が出来ることは本当にマッサージしかないので、それを使って周りの人を癒したりとか、それが世界に広がって行ったらいいなって思いますね。
ちょっと大きく書いちゃいましたね。
いえいえ、まあ僕が語れることではないですけど、これからの時代って、自分たちの活動の先には必ず世界があると思うんですよ。
立派な大義名分は必ずしも掲げなくていいと思うんですが、世界に対して、地球に対して、どう貢献していくのかということを、ちょっとでも考えることは必要なんじゃないかって思っていて。
そうなんですよね。
私も常に世界のために何が出来るかなって考えて暮らしているわけではないですけれど、昔から海外が好きで、ハワイで働くことが夢だった。
今、日本の中で一番ハワイに近いところに住んでいるとは思っているんですけど、笑
たしかに「セラピストとして世界中を駆け回りたい」って書いてましたね。
世界で旅しながらセラピストしている千晴さんってどんな人なんですか?
人に可能性を感じさせる。
「ちょっと行動して動いてみれば出来るんだな」って。
迷っている人にきっかけを与えたい。
私の人生も行き当たりばったり、めちゃめちゃですけど、笑
ですよね!笑
それでも生きてる私を見て、「ダメもとで私もやってみよう!」って思ってもらえるような、そういう風になりたいかな。
そんな、世界を旅するセラピストの千晴さんにとって、この島って何だったんですか?
なんだろうね~。
でも今ね~。
『実家よりホーム』って感じになっていて。
旅行に行っても、久米島に早く帰りたいな~って思っちゃうんですよね。
久米島は何だろう?
ずっと来ると思う。
世界を旅するセラピストになれたとしても、なんかちょっと羽を休めに、休憩したいときにここに戻ってくると思う。

ここの魅力って?
自然だったり、2年間の間に出会った人。
居心地がすごい良かったですね。
なんかもう離れるみたいに話してますけど、笑
まだね、笑
未来の話ですからね!
そうそうそう、笑
すごい勉強させてもらった、久米島で
新しいチャンスも頂いて、サロンも出来たし。
僕も人生どこで血迷ったか、大学院を飛び出してきているんです。
でも、こんな自分でも大丈夫だって示したいなと思っているんですよ。
「いろいろあったけど何とかなるよ」って。
あと、島が一つのルーツになったっていうのは僕も感じているので、感覚は似てるなって思います。
すごい動きが似てる、笑
僕も世界5か国に拠点を持ちたいんですよ。
僕の場合は旅するっていうよりも、またホームを作っていくっていうイメージ。
まだコネも何もないんですが、笑
これから作っていくんですよね?
3年後にどうなっているかお互い分からないですよね、笑
私は確実に日本ではないどこかの国にいますね。
とりあえず島に関わりながら世界を目指していこうと思います、笑
いつものようにダメもとで動いていくだけ!
編集後記
「島はホームって感じ」
もちろん、島に越してきた人の中にはすぐに出て行ってしまう人もいます。
でも、僕もそうですが、島に越してきてなじんだ人はきっとそんな感覚になるんだと思います。
そんなつながりをこれからもたくさん作っていけたら素敵ですね。
千晴さん、ありがとうございました!
それでは素敵なKumejimaLifeを♪
(写真撮影:麓大地)
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KumejimaLifeでは、『久米島美男図鑑』の取材・記事執筆を勝手にやってくれる方を募集しています。
「取材とかこつけてイケメンに会いに行きたい!!!」という私利私欲にまみれた方も、
「島で素敵なことをやっている男性を紹介したい!」という至極まっとうな動機を持っている方も大歓迎です。
ぜひやってみたいという方、話を聞いてみたい方は記事中にコメントか、info@kumejimalife.comまでご連絡ください。
フラダンスでお世話になってるゆきです^_^ちはるさんの記事興味津々読ませて頂きました。 世界を飛び回るセラピスト素敵な夢ですね♡私もオーストラリアの7ヶ月の月日は今でもかけがえないチャレンジ経験として、その時オーストラリアで出逢い、今でも続いてる人脈も財産だなと心より感じています。ぜひ夢を叶えて、さらに素敵にきらめかれること心より願っています。
ゆきさん、素敵なコメントありがとうございます^ ^
ちはるさんにお伝えしておきますね!