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論理的思考が重視されていた左脳型の男性社会から、創造的思考が重視される右脳型の女性社会へ!
安倍内閣が『すべての女性が輝く社会づくり』を目指しているように、これからは女性の時代がやってくると言われています。
沖縄久米島にも、バイタリティあふれるパワフルで素敵な女性がたくさん。
そんな女性たちの過去・現在のストーリーを聞きながら、これからどう生きていくのか、どう島にかかわっていくのか。
そんな物語を紡いで行けたらいいなと思っています。
第19回目は久米島町観光大使大久保泰夫さんの奥様、大久保理絵さん。
来島回数なんと47回!
島を愛する素敵な方です。
大久保理絵(おおくぼりえ)さんプロフィール

今回は何回目ですか?
旦那より私の方が1回多くて、47回目。
2月に久米島紬のモニターツアーがあって。
それに私だけ参加したので。
一歩リードしてしまったんですね。
そもそも最初に島を訪れたきっかけは?
本当に普通の観光で来ました。
沖縄が好きとか?
昔は北海道に行ってたんですよ。
次は、南の方に行ってみようかとなり、最初は沖縄本島。
その後離島も行こうかって、石垣宮古。
今度は違うところに行こうって久米島に。
そんな風に何も知らないで来て、そこからずるずると、笑
何があったんですか?
石垣とか宮古も良かったんだけど、久米島ってなんかこう、こじんまりとしてて「いわゆる観光地」とは違うなっていう印象があって。
なんだろうね。
久米島に限らないんですけど、沖縄に来ると東京でのストレスがほどけてしまって。
いろいろ悩んでいたことがどうでもいいやって。

ここにくるとリラックスできたりとか?
そうですね。
忙し過ぎて最近そうではないけど。
忙しいですよね!何かと、笑
最近は「沖縄に来た!」っていうよりも、実家に帰るみたいになってるのかな。
特別なところに行くって感じがなくなってて。
来るもの拒まず
もう僕からすると意味わからないんですよ。
47回って。だって金額でいったら8桁くらいかかるじゃないですか。
そうなんですよ。
どんだけつぎ込んでるんだ?みたいな、笑
最初の頃は島の人に、「こんな何にもない島に、なんでそんなに来るわけ?」って言われて。
「そんだけしつこく来るんだったら家買えば?」とも、笑
ちなみに他に行ってみたい場所とかあります?
今年はちょっと浮気して台湾に、2回くらいですけど。
もし、一人で行くならボルネオ島。
上から緑が降り注いでくるみたいな、勝手なイメージがあり、そこに身を浸してみたいなって。
あとは全然真逆なんですけど
海外の市場が好きなんですよ。
ごちゃごちゃしてて何があるか分からない。
でも、すごい面白いものが見つかるかもしれないし。
昔から好奇心豊かだったんですか?
すごいアクティブっていうわけではないんですけど。
来るもの拒まずっていうか。
今回もそうなんだけど、笑
良かった。拒まれなくて。
何か来たら、せっかくチャンスがあるのに、手を出さないのはもったいないなって思ってしまうタイプかもしれないです、笑

地元より詳しい島
エンジェルハープを始められたのは電車の中吊り広告がきっかけって言ってましたよね?
そうです。
カルチャースクールの広告に「ハープ」って。
体験レッスンもちょうどやってたので、そのまますぐに入会して、すぐ楽器買って。
弾いているとどんな感じなんですか?
とりあえず重いです。笑
何なんだろうね~。
でも聞いてくださっている方からすると、やさしい音色、癒されるというのがあるのかなと。
あと、どれだけちゃんと楽器と向き合えているかっていうのが演奏にも出るのも面白いですし。
これをきっかけにして、いろんな縁が出来たりするのも面白いです。
47回来た中で、印象的だった旅はあるんですか?
そうですね、47回も来てるんですもんね。
もうすぐフォーティーエイトですよ。
Fly To Kumejima、FTK48ですよ。
・・・
すごく、俗物的な記憶なんだけど、来始めた最初の頃に、久米島祭りで軽トラックが当たったのは衝撃的でしたね、笑
・・・
そ、そうなんですね。
トラックはその後どうしたんですか?
あれは、島の友達に預かってもらってたんだけど、
台風のときに預けてあったお家の給水タンクが車を直撃し、そこで一生を終えられました、笑
それが衝撃的だったらしく、NHKでもニュースになった。
「あれっ?うちの車じゃない?」って、笑
一つの役目を終えたんでしょうね。
お祭りつながりなんだけど、「島ならではだな」って思ったのは、お祭りで家の鍵無くしたんですよ。
「やばい!」って思ったけどちゃんと届いてて。
これ東京だったら絶対出てこないなって思った。
さすが島だなって。
印象的な回があるというよりも、来るたびにいろんな知り合いやつながりが出来るのが面白い。
今は東京都内に住んでるんだけど、人口も区の歌があるのかも分からない。
でも久米島は人口8000人で、町歌は演奏できるし、地域のいろいろな暮らしに触れることが出来る。
観光や産業、病院の話を聞いたりだとか、子育ての話とか。
大きな自治体だったら点としか見られないけど、島は全てつながりとして、「この島が今どういう風に動いてるんだろう?」って見えるのはすごく面白いなって思いますね。
もちろん全部知ってるわけではないとは思うんですけど。
それは分かりますね。
僕も地元のこと全然知らないですからね。
知り合いも、限られた地区にしかいないですけど。
ここでは町中にたくさん。
その違いは本当に面白いですね。
広報くめじまを見ると毎回誰かしら知っている人が載っているし、笑
あと、社会調査をやっていたこともあって、そのときは紙ベースのデータを集計していたんです。
でも今は、実際に住む人の生活が具体的に、立体的に見えるのでそれが面白い。
だから、島に来始めた初期の頃の「癒される感」とか「のんびりする感」はだんだんなくなってきてるけど、また別の面白さが出てきてる。
観光客の段階
↓
ちょっとなじんできてホームになる段階
↓
さらになじんでくるとなんか別の次元
こんな感じになるんですね、笑
来るのが当たり前
現時点では、東京での生活もあってたまにしか来れないから、多分やれることは限られてる。
それでも、島を知って好きになる人が増えてほしいなっていうのがある。
だから今月、『島会』を東京でやります。
そこから何が出来るかは分からないけど・・・
お二人とも、島の方以上に島のために動いている印象で本当にすごいな~と。
ただの観光客として来るんだったら、「久米島感が足りなくなった」って来るかもしれない。
そういう面もあるんだけど、もう来るのが当たり前というか、笑
ねえ、家に帰るのに理由なんてないじゃないですか。
同じ感じなんですね。
途中までは来るのが「嬉しい」っていうのがあった。
もちろん、嬉しくないわけじゃないけど、笑
ときどき、この景色を美しいって思わないのは、感性鈍ってるかもって思うときもある、笑

久米島の景色を眺める理絵さん。
つながりの中で生まれるもの
今後やっていきたいことってどんなことですか?
ビジョンがあって、これに手を付けたいっていうのはない。
だから今やっていることの延長線上で、引っかかったものがあったら伸ばしていく。
自分から率先して何かをやるっていうよりは、つながりの中から新しく出て来たことにお手伝いをしたりとか、そういうことなんじゃないかなと。
来るもの拒まずなので、笑
今回の島会の集客は旦那がかなり頑張って。
80人集まったってやっぱすごい。
もちろん一人でやったわけではないんだけど・・・
単に近いお友達だけではそんなにいかないので。
去年の参加者が50人、それが80人になって、次はどうなるか?
来年東京にいたら僕も行くかな~。
スタッフかもしれないけどね。
そうかもしれない、笑
若手に引き継ぎたいと思っているので、笑
いや~そこは・・・
若手か・・・
了解です。
戦々恐々としてます、笑
編集後記
小さな島だからこそ、人も見えるし、町も見える。
その小ささこそが島の魅力なのかもしれません。
だからこそ、何度も来たくなったり、地元よりもホーム感が強くなったりするんだと思います。
まあ47回は異常ですが、笑
久米島が好きで、久米島のためにいつも動いてくださっている大久保夫妻。
島と人のこんな関係性を、これからも作っていけたらいいんだろうなと思います。
理絵さん、ありがとうございました!
それでは素敵なKumejimaLifeを♪
KumejimaLifeでは、『久米島美男図鑑』の取材・記事執筆を勝手にやってくれる方を募集しています。
「取材とかこつけてイケメンに会いに行きたい!!!」という私利私欲にまみれた方も、
「島で素敵なことをやっている男性を紹介したい!」という至極まっとうな動機を持っている方も大歓迎です。
ぜひやってみたいという方、話を聞いてみたい方は記事中にコメントか、info@kumejimalife.comまでご連絡ください。
- vol.18 『自分に返れる島』大道りつ子さん
- vol.17 『行き当たりばったりでも』上村千晴さん
- vol.16 『人を支えたくて』山城萌美さん
- vol.15 『歩みは遅くとも』比嘉絹江さん
- vol.14 『島独自の魅力を』仲地優香さん
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