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だいぶご無沙汰しております。
島暮らしのおかもってぃです。
いろいろあって(99%は自分の怠慢・・・)なかなかアップできなかった記事ですが、ようやく公開することができました。
久米島美女図鑑30回目は、久米島観光大使、森正也さんの奥様、森友子さんです。
森友子(もりともこ)さんプロフィール

止まらない楽天愛
楽天がお好きなんですね。
そうなんです!!!
2015年に久米島で出会って以来、聖澤選手の大ファンで!
イーグルスのファンクラブに入って、試合も見に行くようになり
久米島だと本当に近い距離で選手と会えるのね。だから向こうも私の顔と名前を憶えてくれていて。

今回、私のファンとしての成長を久米島で聖澤選手に直接話せたわけ!
「仙台にも応援に行ったんだけど、もう遠くて見えなかった!」って久米島球場で会った時に伝えたら、聖澤選手が「今日は近いですよ!」って、言ってくれて(笑)
これやばくない!?
それはヤバいですね(笑)
良かったですね!久米島に来て!
久米島に来なかったら楽天ファンにはなってなかったんですよ!
聖澤さんと出会えて良かった!
楽天愛にあふれてますね(笑)
そう?やっぱあふれてるかな?(笑) さて、久米島愛をどこまで語れるか、、、
そこは頑張って(笑)

知らない世界を知りたい
私ね、高校のときにやりたいと思った夢は叶えたんですよ。
なんですか?
青年海外協力隊。
修羅場くぐってきてますねwww
自分の知らない世界を知りたいって想いが強くて。『なるほどザワールド』って番組があったんです。小さな村に入って、変なものを食べたり、崖の上から飛んだりとかするんですけど、そういうのを見るのが好きでした。
高校生のときに青年海外協力隊のポスターを見て、「これだ!いつか行きたいって!」ピンと来たんですよね。 大学では国際福祉のゼミに入って、先生に紹介してもらったフィリピンの貧しい村に行かせてもらったんです。

彼らは学校に行くのも難しいような貧しい生活をしてるんだけど、「今日は初めての日本人に会えた!トモコと友達になれた!神様ありがとう」って言うんですよね。そこで、『ものはないけど心は豊か』って、こういうことかって思ったんですよね。
なんかね、今を認めている感じがあったんですよ。「今日はトモコとあえて楽しかった、遊べて楽しかった」って。
私はテレビがあって、本もいっぱい読めて学校にも普通に行ける生活をしてきて、それに対して何も感謝もしてなかったけど、、、 何か大切なことを教えてもらったんですね。

そして「いつか恩返しをしよう。地球上で使える保育士になろう」って思うようになりました。
この経験も、青年海外協力隊につながったと思います。
世界一貧しい国、ニジェール
大学卒業後、保育士を5年間やってから、西アフリカのニジェール共和国っていうところに青年海外協力隊で行きました。
向こうはどんな環境なんですか?
暑いと60度になっちゃうの。生きていけるのかなって思ったけどね(笑)
あと、当時は国連開発計画で世界で一番貧しい国だって言われたんです。 空港職員がストライキしているから飛行機下りられなかったり、、、 首都の国立大学が公務員の給料が1年以上未払いで、先生たちがストライキを起こして、学生が全員1年留年とか、、、 そんなことがあり得るんだって思いましたね。

けどね、人はすごく良くて、すぐになじんじゃったけどね。
ニジェールの人たちの中に入ると、「トモコは白くて髪がまっすぐだから羨ましい」って言われた。
楽しかったのとっても。大変だったこともあったりしたけど。
向こうでは何をやってたんですか?
職種は幼稚園教諭で、要請内容は『
ニジェールの教育環境はどんな何ですか?
ニジェールって小学校からフランス語で授業が始まっちゃうんです。公用語がフランス語だから。
言葉の基礎を教えるのが幼稚園なんだけど、年間2500円くらいの授業料を払えない子が多くて、国の1%の子しか幼稚園には行ってないんです。 99%の子はフランス語が話せないから授業を受けられなくて、フェンスの外から様子を見てるんです。
私はどっちかというと、フェンスの外の子のために来たのにな~って。 教育方法も日本とかなり違っていて、間違えた子の手をムチでピシッとたたいたりするんですよ。

先生方に研修で教えても、そのあと授業を見に行っても全然取り入れられてなくて、、、
あとで分かったのが、講習会に出ると日当が出るの、それでみんなそれ目当てで来ていたみたい、、、
そういう中でも、今夢がかなっている実感はあったから、へこたれずに「じゃあ自分はココで何が出来るんだろう?」って考えることができた。
そこで、「学校の先生じゃなくてまず子供たちに教えてみよう」って、ニジェールにいた他の協力隊と3人でやってたら、それがうまくいったの。
「友子たちに来てもらったよ!」みたいにちょっと売れっ子にもなって。国の教育長も見に来てくれたんです。

ニジェールはそもそも希望じゃなかったんだけど、血液成分が良かったから派遣されたらしく(笑)
でも、過酷な暮らしの中で「自分は何が出来るだろう」っていう視点を持てるようになった。
自分で可能性を決めつけずに、与えられたものやるっていうのが、案外自分の可能性を引き出してくれる。 それを教えてくれたのがニジェールだったの。
その心構えはどこにいても役に立つし、生かされますよね
帰国してから採用して
でも、私ここで出来ることなんだろう?って前向きに考えるようになった。
それは「仕事があるということ自体がすごい歓びなんだな」っていうのをニジェールで得られたから。今でも「あ~やんなっちゃったな」って思うときに、立ち返れる場所なの。
ここで私に出来ることってなんだろう?
それはずっとある。
久米島との出会い
なかなか久米島に行きつかない、笑
ですね。もう普通に聞きましょうね(笑)
久米島に初めてきたのは?
森正也君とお付き合いをしてから一緒に来ました!
急に普通の話(笑)いつごろですか?
2008年くらいかな。そのときにはもう結婚することは決めていて。
同じ職場だったんですが、森さんいないなと思ったら、みそクッキーが休憩室に置いてあったりとか、メールボックスに久米島の観光大使の名刺が張ってあったりとか。
あっ、久米島好きなんだっていうのは思ったんだけど(笑)
さすが観光大使、仕事してますね(笑)
初めて久米島に一緒に来たときに、「役場に行こう」って言われて、町長に紹介されました(笑)
当時の福祉課の友寄さんにえらい驚かれて、、、
そしたら、友寄さんが「町長、友達がきたよ。友達が『タカラモノ』連れてきたよ」って言うの。
友寄さんって別に普段おしゃれなことを言う人じゃないわけ。笑
でも、この島の人ってそういう風に人を捉えるんだな~って感動しました。

そのあと、スリーピースの前を通ったら、「あれ?正也じゃないか?誰だ?隣の女は?」と正也の島の友達に会い、
「結婚するんか?まだか?じゃあ今ここで結婚式しろ!」「ここで誓え!」って正也が迫られて(笑)
皆さんが、飲んでた泡盛の蓋について
そのときの光景がすごいニジェールと重なったんです。
人とのかかわり方がすごい似てるなって感動したのね。
「正也が彼女を連れてきたぞ!」ってニュースも一瞬で島中に広がりましたし(笑)
その辺もすごくニジェールっぽいなって思いました。

それから何回か久米島に来るうちに、最初は『森正也の彼女』とか『森正也の奥さん』ってなってたんだけどいろんな行事にも誘われるようになって、私の環も増えてきたんです。
去年だったら十六日もあったし、時期によっては角力もあったり、そういった行事をいちいち感動して見てたら、その後の打上げにも誘われるようになって(笑)
知らないことを知るのが好きだから。
去年はね、自分から志願して十六日のお重を詰めるお手伝いをさせてもらってすごく楽しかった。
他の人にはなかなか楽しめないやり方ですね!
そういうのが好きだからね。
しかもそういうのを受け入れてくれるじゃない、この島の人は。ずぶずぶハマるのを喜んでみてくれるというか。そういうところがすごい好きですよね、久米島。
久米島愛になってますか?笑
はい、十分なってます(笑)
あとは上手いこと編集しておきましょうね!(笑)
編集後記
インタビューの冒頭20分間も使い、楽天について熱く語ってくれた友子さん。久米島好きというよりも楽天好きなんじゃ・・・
好きなことには猪突猛進。
好奇心旺盛で、新しい出会いが大好き。
そんな友子さんだからこそ、久米島の方もいろいろ誘いたくなってしまうんだろうなと思いました。
自分の人生を自分で切り開いていく。
よく聞く言葉ですが、その難しさを僕は日々実感しています。
友子さんのモットーは「迷ったらGo!」
それくらい思い切りよく、新しい世界との出会いを楽しんでいけるようになりたいな~と自分も思います。
友子さん、ありがとうございました!
さて、インタビューをさせていただいた友子さんを含めた久米島好きが集まるイベントが、今年も開催されます。
その名も『球美友結の会(くみともゆいのかい)』

来島回数二けた以上の偏愛が過ぎる久米島愛者から、来島回数は少ないけど、この島に何か魅力を感じているライトな方々まで、様々な方が集まっています。
『久米島ファン』というニッチなコミュニティにも関わらず(ニッチ言うなwww)昨年度の参加者はなんと100名!
『久米島』というキーワードでみなさんとつながるチャンスです。
〆切はすでに過ぎているようですが、興味のある方は、以下のメールアドレスまで連絡してみてください!
kumejima93@gmail.com(島会事務局)
それでは素敵なKumejimaLifeを♪
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