No.1はどれだ?久米島町名字ランキングベスト20!

The following two tabs change content below.

こんにちは!

島暮らしのおかもってぃです。

 

沖縄特有なんですかね・・・

いろんな人にお会いするんですけど、同じ名字の人がかなりたくさんいるんですよね。

 

そうしたらですね、先日、我が家に久米島町の『電話帳』なるものが届きまして、なんとこの電話帳、久米島にお住まいの方の名字が書いてあるんです!!!

 

・・・

 

まあ電話帳ってそういうもんだろうというツッコミはさておき・・・

そんなわけで、少々時間セレブな私が電話帳に載っている名字の件数をランク付けしてみました!
※時間セレブ・・・時間だけは誰よりもゆとりがある人のこと=暇な人

題して

『No.1はどれだ?久米島町名字ランキングベスト20!』

お楽しみください~^ ^

集計ルール

  • 電話帳上に載っている件数で比較、実際の人口とは一致しません。
  • 読み方は同じだが、漢字が異なるものは別の名字としてカウント
  • 漢字は同じだが、読み方が異なるものは別の名字としてカウント。ただし、判断が出来ない場合は同一と見なす。

久米島町名字ランキング20位~11位

まずは一気に行きましょう。

20位から11位です!

  • 20位:12件ー新里(しんざと)、冨里(とみさと)
  • 19位:13件ー江洲(えす)
  • 18位:14件ー宇江城(うえしろ)、桃原(とうばる)、与那(よな)
  • 17位:15件ー仲宗根(なかそね)
  • 16位:16件ー宮城(みやぎ)
  • 15位:17件ー上里(うえざと)、田端(たばた)
  • 14位:18位ー大城(おおしろ)、与座(よざ)
  • 13位:19件ー安里(あさと)、嘉手苅(かてかる)、島袋(しまぶくろ)、仲村(なかむら)
  • 12位:20件ー山川(やまかわ)
  • 11位:21件ー国吉(くによし)

みなさんの名字は出てきましたでしょうか?

ちなみに言わずもがなですが、我が名字『岡本』はかすりもしません

また、ランキングには惜しくも入れませんでしたが、10件以上確認できた名字を以下に紹介します。

11件・・・内間(うちま)、中村(なかむら)、安村(やすむら)

10件・・・喜久村(きくむら)、小橋川(こばしがわ)、佐久川(さくがわ)、仲地(なかち)、吉永(よしなが)

当たり前と言えば当たり前なんですが、日本でよくある名字、

佐藤、鈴木、高橋、田中、伊藤、渡辺、山本、加藤などは電話帳にはほぼ出てこないですね。

日本でよく見る名字はは中村ぐらいでしょうか。

ではベスト10行ってみましょう!

久米島町名字ランキング10位~4位

10位:22件ー平田(ひらた)、山里(やまざと)

平田性は真謝に多く、次に儀間・比嘉の順に多いみたいです。

山里性は旧具志川間切の役人名に多く、仲地、山里に多いようです。沖縄の中でも、那覇市と久米島に多いんですって。
※間切・・・今でいう『村』、行政区の1つ、具志川間切=具志川村

9位:23件ー比嘉(ひが)、宮平(みやひら)

比嘉さん!

ここで来ましたか。

比嘉は沖縄で最も多い名字なのですが、まさかの9位とは・・・

久米島では字嘉手苅に多い名字ですが、島内に広く居住しているそうです。

宮平性はもともとは仲里間切の古村落名だったそうです。仲里側に多く、特に儀間・真謝・宇根に多いようですね。

8位:24件ー大田(おおた)、儀間(ぎま)

大田性ももともと旧具志川村の集落名で役人名でした。

仲地、山里、西銘に居住していらっしゃる大田さんはお役人の家系である可能性もあるそうです。

そして、ここで儀間さん!

儀間さんも多い印象だったんですけどね。

個人的に、存在感はNo.1ですが(笑)

無念の8位ですわ。

旧仲里間切の集落名で、現在も仲里側でよくみられる名字です。

7位:25件ー玉城(たまき)

僕がお世話になっているご近所さんの名字。

非常にどうでもよい情報かと思いますが・・・

玉城性は真謝によく見られるそうです。

沖縄本島の今帰仁の辺りだと王族の家系の可能性もある名字みたいですね。

久米島では分かりませんが。

6位:28件ー平良(たいら)

うお~、平良でも6位か~。

かなり多いイメージなんですが・・・

平良は比嘉や宇江城など、旧仲里に多い名字です。

5位:30件ー上江洲(うえず)

これは久米島特有でしょう。

上江洲さん!!!

旧具志川村の集落名であり、18世紀末から地頭代(当時の村長)を歴任しました。

元々は西銘集落に多い名字だったらしいですが、今は島内に広く分布しているみたいですね。

具志川按司の生き残りの家系とも言われていて、その家系では名前の頭に『智』の字を用いるそうです。

4位:33件ー糸数(いとかず)

糸数性は久米島の様々な集落で見られる名字で、沖縄でも一般的な性で、鳥島集落に特に多い名字です。

硫黄鳥島から移住してきた人々の名字でもありました。

ちなみに硫黄鳥島から移住してきた方々の名字は以下の7つとのころです。

東江(あがりえ)、糸数、上間(うえま)、国吉、島袋、仲宗根、仲村渠(なかんだかり)

 

さて、ここでベスト4まで出揃いました!

まだ出ていない名字はどれでしょうか?

みなさん分かりますか???

では行きます。

久米島町名字ランキングベスト3!!!

3位:35件ー宮里(みやざと)

来ましたよ。

プロゴルファー、宮里さん!

まあもちろん、みんながプロゴルファーではないですが・・・笑

久米島では字嘉手苅に住んでいる宮里さんが多く、次は具志川。

宮里の由来の一つと言われているのが、『美里間切宮里村』

なんでも、琉球を統一した『尚氏』の末裔なんだとか。

2位:36件ー山城(やましろ)

2位は山城!

沖縄には「城」がつく名字が多いんです。

金城、大城、宮城、玉城、城間、新城など。

沖縄で、「城」はもともと「ぐすく」と読まれ、聖地、神の在地という意味があるそうです。

山城さんは、山ないし、丘の近くの聖地付近に住んでいたみなさんだったのかもしれません。

また、琉球の喜屋武間切が由来の有名氏族だった可能性もあるとのこと。

ランキング上位はブルジョワジーが多いですね。

1位:39件ー新垣(あらがき、あらかき)

来ました!

ガッキー

 

世の中の男性諸君がみんな大好きガッキーです!

ちなみに「あらかき」と濁らないことも多いそう。

久米島において、集落が初めて形成されたのは西銘辺りだと言われていますが、そこの集落の草分けとなった人が『新垣(あらかき)』

字で言うと、真謝、儀間、大原でよくみられる名字です。

沖縄でも一般的な名字で、琉球の仲城(なかぐすく)間切新垣村がルーツになっている人もいるんだとか。

 

というわけで栄えある第1位は『新垣』さんでした~!

パチパチパチっ!

総評

久米島町名字ランキングいかがだったでしょうか?

残念ながら上位入賞できなかったみなさん。

久米島であなたの名字の歴史を作るのは皆さん自身ですよ!!!

頑張りましょう!笑

 

ちなみに以下は沖縄全体の名字ランキングです。

  • 1位:比嘉(ひが)
  • 2位:金城(きんじょう、かねしろなど)
  • 3位:大城(おおしろ、おおきなど)
  • 4位:宮城(みやぎ、みやしろなど)
  • 5位:新垣(あらがき、にいがきなど)
  • 6位:玉城(たまき、たましろなど)
  • 7位:上原(うえはら、かみはらなど)
  • 8位:島袋(しまぶくろ、しまたいなど)
  • 9位:平良(たいら、へらなど)
  • 10位:山城(やましろ、やまきなど)
  • 11位:知念(ちねん、ともねなど)
  • 12位:宮里(みやざと)
  • 13位:仲宗根(なかそね)
  • 14位:下地(しもじ、したじなど)
  • 15位:照屋(てるや、てらやなど)
  • 16位:砂川(すながわ、さがわなど)
  • 17位:城間(しろま、じょうまなど)
  • 18位:仲村(なかむら)
  • 19位:新里(しんざと、にいざとなど)
  • 20位:新城(あらき、しんじょうなど)

※名字由来.comより

こうやってみると、久米島のランキングとはけっこう違うんですね~。

面白い。

 

ちなみに名桜大学名誉教授、上江洲均先生によると、庶民に正式に名字が与えられたのは明治12年ですが、それより以前から名字のようなものが存在していたらしいです。

庶民に正式に名字が与えられたのは、本土にあっては明治8年(1875年)2月の太政官布告によるものであり、沖縄では明治12年の廃藩置県による「沖縄県」の誕生後である。しかしながら、多くの文書に見られるように「名字」に匹敵するものがそれ以前にも存在したのである。
上江洲均著『久米島の民俗文化』より

名字の多くは昔の集落名とか、地名からつけられているものが多い印象です。

番外編:この名字読めるかな!?

沖縄の名字には読み方が難しいものがたくさん。

久米島町の電話帳にありましたよ~たくさん。

さて、あなたは何問正解できるでしょうか?

  1. 禰覇
  2. 饒平名
  3. 屋慶名
  4. 手登根
  5. 仲村渠
  6. 照喜名
  7. 惣慶
  8. 久銘次
  9. 喜屋武
  10. 我如古

 

正解発表!

  1. 禰覇 ねは
  2. 饒平名 よへな
  3. 屋慶名 やけな
  4. 手登根 てどこん
  5. 仲村渠 なかんだかり
  6. 照喜名 てるきな
  7. 惣慶 そけい
  8. 久銘次 くめじ
  9. 喜屋武 きゃん
  10. 我如古 がねこ

でした。

名字って面白いですよね~。

 

以上、久米島のマニアックな名字情報をお届けしました!

それでは素敵なKumejimaLifeを♪

11 件のコメント

  • いつも 面白い!d=(^o^)=b

    ヤッター\(^o^)/ 私 1位の新垣です❗

    ちなみに………『あらかき』です。
    沖縄では この”新垣 “ほとんど、
    「あらかき」か 「しんがき」
    と 読むのでは。。。
    これまで 「あらがき」と濁る音に 出会ったことがないので……。

  • これはすごい!!! 勉強になりました!
    個人的に意外だったのは、身の回りに多い「幸地さん」が入ってなかったこと・・・

    >圏外
    島の文房具屋さんで三文判買おうとしたら、無かった(売り切れではなく、もともとスペースがなかった)のには衝撃でした笑。
    やまとなら普通の苗字なのに。

    • たしかに、役場のとある課にはたくさんいらっしゃいますよね、笑

      ちなみに「幸地」は8件でした!おしい!

      岡本もないでしょうね~、たぶん。

  • へーほー!と言いながら読みました!
    名字は地域の特徴が顕著に出て面白いですね!同時に歴史や文化も学ばせてもらいます♪
    私の名字も珍しいく読み間違えされる事も多々ですが(特に電話!)、逆に覚えてもらいやすいので有難かったりもします。

    • Tommyさん、ありがとうございます!
      僕自身もいろいろな発見がありました^ ^
      なるほど、名字は分かりやすくても分かりにくくてもメリットデメリットがあるんですね!

  • 面白かった!
    私も沖縄移住して長いですが、今でも『なんて?』と思う方言、名前や地域の読み沢山あります^^;
    またお邪魔します♡

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください